Bloodline (1977) / 華麗なる相続人

『華麗なる相続人』(かれいなるそうぞくにん、Bloodline)は、シドニィ・シェルダンの1977年の小説『血族』(原題: Bloodline)を原作とした1979年のアメリカ・西ドイツ合作のサスペンス映画。

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Bloodline (1977) / 華麗なる相続人のあらすじ

世界に名を成すスイスのロフ製薬の社長、サム・ロフが、アルプスのガルミッシェ登山中にロープが切れ、事故死した。ニューヨークに住むサムの1人娘エリザベス(オードリー・ヘップバーン)は、その悲報を、サムの右腕として信頼されていたリース(ベン・ギャザラ)から聞いた。ロフ製薬はサム1代で築きあげられた大企業だったが、今日まで彼のかたくななまでの意志でわずか数名のロフ一族血縁者で保たれてきていた。かくて、大株主として財産を受け継いだエリザベスを中心に、チューリッヒにある本社会議室で、株主である他の血縁者たちが全て顔を合わせることになった。

英国貴族のサー・アレック・ニコルズ(ジェームズ・メイスン)は豪荘な邸宅を持つ見かけは優雅な貴族だったが、若い妻、ビビアン(ミシェル・フィリップス)のギャンブル狂いのために、破産寸前の状態にあった。スピードとセックスを生きがいとするエレーヌ(ロミー・シュナイダー)は、ロフ製薬を乗っとろうと野心を燃やす女で、フランス支社の運営をまかされている夫のシャルル(モーリス・ロネ)は、横領や賄賂に汚れ、妻の宝石に手をつける程金に困っていた。シモネッタ(イレーネ・パパス)は3人の娘を育てながら退屈な日々を過していたが、夫のイーボ(オマー・シャリフ)は愛人ドナテラ(クラウディア・モーリ)に3人の息子を私生児として生ませ、その養育費を支払えなくて頭を悩ませていた。会議の当日、集まった彼らは、ロフ製薬の株を公開し自由に売り、現金を手にすることを望んでいた。会社自体も財政的な問題をかかえていたが、エリザベスは結局父の意志を尊重して、会社をそれまでの通りの同族会社に据え置くと共に、自分が新社長としてロフ製薬の経営を受けつぐと宣言する。それぞれの思惑から、失望と不満の色を見せるロフ一族。彼女の決定に賞讃を送ったのはその場に同席したリースと秘書のケイト(ベアトリス・ストレート)だけだった。そこに、スイス警察殺人課のマックス警部(ゲルト・フレーべ)が登場する。彼は、サムのザイルが弾丸によって切断されたことを告げ、これが殺人事件であることを断言した。ショックを受けたエリザベスだったが、彼女は又、父の死の直前に吹き込まれたテープから、会社の最高幹部の中に会社の企業秘密を外部に流している裏切者がいたことを知る。
疲労をいやすために、ケイトと地中海サルジニアの別荘へ飛んだ彼女はそれ以後、たびたび何者かによって命を狙われた。素人のエリザベスが社長になることに難色を示す銀行側を納得させるために、独身のリースを夫としてロフ一族に迎え、リースを社長の座に据えることを考えたエリザベスは、重役会の席上でそのことを発表。驚いたリースも彼女の申し出を承諾した。結婚式は別荘で形式的に行なわれ、2人はまた別々の家にもどっていった。一方、マックス警部はコンピューターを駆使してロフ一族全員の身辺を洗っていたが、それと並行して、パリやロンドンで起こっていた娼婦連続殺人事件も調査しており、それがロフ一族の件と同じ犯人によるものであることを確信していた。そのころ、ケイトがエリザベスの身替わりで殺され、殺人鬼の魔の手をのがれるために、彼女はひとリサルジニアの別荘にやってきた。強風が吹き荒れるその日の夜、しかし、犯人は彼女の寝室に歩みよってきた。そして家に火をつけた。鍵をしめ恐怖に息をひそめるエリザベスは、家に火が回っていることを知りバルコニーに出た。家の外にはリースとアレックスがお互いに相手が真犯人だと叫びあい、自分の方に降りてこいと指示した。夫リースも信じられなくなっていた彼女はアレックスの腕に身をまかせた。しかし、そこに到着したマックス警部は、そのアレックスを撃った。彼こそ、妻の浪費に頭をかかえ、サムを殺し、妻も殺し、妻の死を事故に見せるために娼婦殺人まで犯していた真犯人だったのである。今こそ、夫リースの腕の中で恐怖から解かれるエリザベスだった。

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